4月から新生活が始まり、各所でお花見や歓迎会が開催されるシーズンになりました。
私たちの会社でも、年に4回、公式のレクリエーションを実施しています。
春はお花見
夏はビアガーデン
秋は社員旅行
冬は忘年会
と、季節を楽しみながら、部門を超えた交流をすることを大事にしています。
しかし一方で、宴会の席で親睦を深める「飲みニケーション」は、やや古い印象を持たれている方も多いのではないかと思います。
飲んで上司と部下の関係を縮めるという方法は、若者からだけでもなく、上に立つ立場からしても、必ずしも積極的にやりたいものではないかもしれません。
しかし、本当にそう決めつけてもいいものなのでしょうか?
私たちの会社の名前にもあり、日頃大切にしている言葉の中に「ソーシャルキャピタル」(=社会関係資本)というものがあります。
厚生労働省の定義ではこれを、
“人々の協調行動を活発にすることによって、社会の効率性を高めることのできる「信頼」「規範」「ネットワーク」といった社会組織の特徴”
と説明しています。
つまり人と人がつながり、信頼しあい、規範を守ることが、社会の効率性や成果に結びつくというものです。
この言葉は「ヒューマンキャピタル」(=人的資本)とは分けて考えられます。
個人の力を伸ばし発揮することが、会社のような組織にとっては大切なものとしつつも、その人たちが関係しあうことこそが、さらなる力を発揮するということです。
会社ではそれぞれのチーム、個人での役割をもって、日々一生懸命働いています。
しかし、例えばこのようなインフォーマルな交流を通して、普段会話をしない人たちが話をし、お互いを分かり合うことによって、フォーマルな場でも新しいアイデアを生み出したり、困った時に助け合ったりすることができる経験、ありませんか。
飲みすぎには注意ですが、「飲みニケーション」もあながち悪くないものではないでしょうか?
つながりを生み出す大切さを、このような場所を通して感じながら、それぞれの仕事にも生かしていきたいと思います。