私は現在3人の子供を育てています。
子育てに慣れているかというと、まだまだ悩みは絶えない日々ですが、確かに大抵のことでは驚いたり慌てたりしなくなりました。
母親としての感覚が身についてきたのかもしれません。
しかし、忘れていることが多いのです!
最近よく夜泣きするもうすぐ2歳の末っ子。
そういえば昔、長男の時もそういうことが何度かあったような…。
長女の時も数回あったような…。
あの時は結局なんでだったっけ?と同じ悩みを3度繰り返すことがあります。
昔悩んでたことさえ忘れていることも…!
友人と話していると、「長男の時、そんな話してたよね!」と言われて、「そうだっけ?」と思い出したこともあります。
性格の問題もあると思いますが、人は基本的に「忘れる生き物」だと実感します。
そんな時に役立つのが、「育児ノート」だったりします。
おおざっぱな私ですが、子供3人とも、生まれてから1歳になるまで育児ノートを書き続けました。
そこには、その日の様子やその時の気持ちや気づきを綴っています。
一週間の見開き1ページなのですが、先々を見据えてか、私はページ毎に一番右にあるメモ欄に、「忘れない方が良い大切ポイント(気づき)」を青字で書いていました。
2人目、3人目を育てる中で、何か困った時や気になった時には、前の子のノートを振り返り、参考にしていていました。
例えば、夜泣きの理由について。
オムツは大丈夫?おなかはすいてない?眠いのでは?ママにだっこしてほしい?乾燥しているのでは?など、1人目の時に書いていたので、3人目、同じ悩みにぶつかった時、ノートを振り返って、加湿してみたところ解決し、とても助かったことを覚えています。
毎回、1歳の誕生日で日記をやめているので、もうすぐ2歳の末っ子が夜泣きする理由の解決には至っていません…。
やはり、「記録」って重要だな、と実感している今です。
特に嬉しいことや喜びは「忘れたくない!」という想いから、ビデオや写真での「記録」は日々心掛けています。
全て自分の「老後の楽しみ」のつもりですが、今回改めて考えてみて、「悩んだこと」「解決したこと」も記録していこうと思いました。
仕事でも全く同じことが言えると思います。
何か壁にぶつかった時、悩んで考えて対応して解決して成長する。
成長は個人に残っているかもしれませんが、人は「忘れる」生き物です。
だからこそ、しっかり原因・背景・経緯・結果を「記録」し、再発を防ぐことが大切だし、記念となる瞬間を写真に残し、次の世代につなげることも大切だと思います。
人は「忘れる」から「記録する」、大事ですよね。
ただ、「忘れる」ってマイナスなことだけでもないと思います。
大きな失敗をしたり、恥をかいたり、もう立ち直れない!と思うことは誰でもあると思います。
でも、時が経てばそれは自分の中で薄れてくる。
そして同時に、自分だけじゃなくて周りも忘れるのです。
だから気にしなくて良いと思うこともできます。
また、3人目の子供がよくしゃべるようになっても、「当たり前!」と思わず、「初めてのことのように感動」できるように、プラスの感情も新鮮に感じることが出来ます!
しかし、小学校に入学し半年経つのに、相変わらず毎日「忘れ物」ばかりして帰ってくる息子…。
これは改善が必要です!

我が家には3人の子供がいます。
最近一番下の子も意思が強くなり、「ママ、ママ!」期に入り、ますますにぎやかな毎日を送っています。
最近の悩みは寝る直前の「ママの取り合い」です。
最近は寝るときに、真ん中の子をママから引き離そうと末っ子が攻撃をはじめます。
すると真ん中の子も、「私だってママに一番に抱っこしてほしいのにー!」と大泣きです。
確かに真ん中の子もお姉ちゃんとはいえ、まだ3歳。ママに甘えたい年頃です。
インターネットで「3人・子育て・嫉妬」と検索すると、「母親はみんなに『平等に愛しているよ』と伝えるけど、子供からすればみんな、『一番になりたい』と思っています」と書いてありました。
そんな私自身、子供のころ3人兄弟の末っ子で、しかも今の我が子たちより年が近かったので、どうしていたのだろう?と不思議になり、母に聞いてみました。
すると、「覚えてないけど、末っ子のあなたは、忙しい私(母)を助けようといつもお手伝いを頑張ってくれていた」と言われました。
確かに思い返せば、小学校低学年の頃から、おつかいに行ったり、お米をたいたり、休みの日に母を休ませてあげたいと雑巾がけをしていたことを覚えています。
「一番になりたい!」これは子供だけでなく、大人でも同じことがいえるかもしれません。
自分が活躍したい!人より認められたい!という気持ちは、仕事をしていく上でも、みんな持っているのではないでしょうか。
そこで、今の私自身の仕事を考えてみました。
「一番になりたい!」と言わずとも、もちろん「自分も活躍したい」気持ちは大いにあります。
「認められたい」と思います。
でもそれ以上に、「この人(上司)の役に立ちたい。」と思っている自分がいます。
そしてそれにより、自分自身が安定し、自分の力も発揮できているように思います。
幼い頃、母の役に立ちたい、と思ったように。
●大好きな人がどうすれば助かるか
●大切なものにどうすれば貢献できるか
それ自身がモチベーションになることで、いつの間にか自立しているのです。
逆に言えば、この人のために頑張りたい、と思わせる母、上司であるために、私自身が尊敬される自分を目指していかなければなりません。
部下を育てるマネジメントスキルの一つに、自分がお手本となって「みせる」というものがあります。
上司が率先してみせることが、部下の指導の上で有効だというものです。
確かに注意する本人ができていないと、説得力はないですよね。
私の母はとても厳しかったけれど、仕事と家庭を両立し、とにかくいつも一生懸命でした。
私はそんな母の役に立ちたいと幼心に思っていましたし、小さい頃から母に憧れ、「私も大きくなったら楽しく働き、子供を大事に育てたい」と思い続けていました。
母はずっと私に、「みせる力」を発揮してくれていたのだと実感します。
私も部下や我が子たちにもそう思ってもらえるように、「一生懸命頑張る」ことだけは、忘れずにいたいと思います。
先日、歯の奥がズキズキと痛み出したので、歯医者に行って来ました。
診療の結果は、以前治療した詰めものがすり減って、ポロッと取れてしまったとのこと。
その場で詰めものの処置をしてもらい、ついでに歯石の除去や歯の洗浄をしてもらいました。
私の中では普段こまめに歯磨きはしている方なのですが、それでも磨き足りない部分が残っているようだとの話。
「次週詰めた箇所の様子を見たいので、また来てもらえますか?」と歯医者さん。
会計時、「半年後くらいに歯の検診のご案内をするDMを送りますね」と言われ帰宅。
思えば歯医者に行く度に同じような話を言われ、必ず半年後くらいにDMが来るのですが、お恥ずかしながらわざわざ検診のためだけに歯医者に行ったためしがありません。
まあ、今じゃなくても、もう少し後でもいいかな…なんて思いながら、結局行かないわけです。
しかし、そうこうしていると数年に1回くらい、歯が痛くなったり、虫歯のような症状が現れます。
忙しい合間を縫って歯医者の予約をし、1カ月の間に何度も何度も通い続けるということがあります。
ふと思ったのですが、これは仕事にも同じことが言えるのではないでしょうか?
普段からちゃんとやっておけばいいものを放置したり、先延ばしにしたりすることで、何か問題が発生すると、その収束に余計に時間や手間を掛けてしまうケース。
そういう問題は必ずと言っていいほど突発的に発生するので、他の仕事にも影響が出てきます。
問題が解決すると、解決したことにホッとしてしまい、原因分析や再発防止策の検討をしない…。
検討をしたとしても、それをキチンと行動に移せないまま、放置をしてしまう…。
すると、忘れた頃にまた同じような問題が発生して、対処に追われてしまう。
こういったことの繰り返し、意外と多いのではないかと思います。
これは私の歯医者さんの話に例えると、歯が痛くなってから対処をしようとしているわけです。
虫歯を治すためだけに、足しげく歯医者に通い、時間とお金を消費していることと同じです。
しかし、定期的に歯のチェックをしていれば、虫歯の兆候も分かりますし、歯も綺麗になりますし、もし仮にそこで何かあっても初期段階で治療ができるので、時間もかからないでしょう。
虫歯になり慌てて歯医者に駆け込むのは、仕事に例えると「緊急かつ重要な仕事」です。
虫歯を放置すれば、さらに悪化するわけですから、一刻も早く治療を要する大事なことです。
これをみなさんの仕事に置き換えてみると、どんなものが挙げられるでしょうか?
例えば、納期ギリギリになって行う資料の作成、社内システムのトラブル、関係者の認識のズレから発生する諸問題、お客様からのお叱りのクレームなど、いろいろあります。
対応が済んで振り返ると、「あー、普段からこうしていれば…」と後悔するわけです。
では、定期的に歯医者さんで歯のチェックをしてもらうことはどうでしょう?
これは「緊急ではないが重要な仕事」と捉えられます。
いまこの瞬間、自分の歯に大きな問題は起こっていないので、緊急性はありません。
では何故、緊急性がないにも関わらず、それが「重要」になるのでしょうか?
それは、「緊急かつ重要な仕事」を発生させないようにするための仕事だからです。
先ほど事例で挙げた「緊急かつ重要な仕事」、みなさんも可能であれば避けたいと思いませんか?
では、こちらをみなさんの仕事に例えると、どんなものが当てはまるでしょうか?
社内外の人との人間関係の構築、定期的なシステムのメンテナンス、仕入れ先や取引先への監査、業務手順書やマニュアル類の修正、本を読んだり講演に参加したりする時間などがそれに当たるでしょう。
まさに何かあった時に、「あー、普段からこうしていれば…、あの時こうしていれば…」と思うことばかり。
ただ「緊急ではないが重要な仕事」をどんなにしっかりやっても、悲しいかな「緊急かつ重要な仕事」が発生することは避けて通れません。
しかし、間違いなく言えることは、その発生の「頻度」や「確率」を抑えることができるということ。
「緊急な仕事」は、どうしてもイライラしてしまうことも多分にあるでしょう。
当然精神的にもストレスが掛かるでしょうから、好ましいことではありません。
私たち一人一人にとっての「緊急ではないが重要な仕事」って何なんだろう?というものを洗い出し、それを毎日コツコツとやることで、よりパフォーマンスの高い仕事ができるのではないでしょうか。
「緊急ではないが重要な仕事」が、実は仕事の「本質」なのではないかなと思います。
私たちの会社も「本質」をものすごく大事にしています。
つまりそれは「緊急ではないが重要な仕事」にパワーを注ぐこと。
更にこれは仕事だけでなく、人生における時間の使い方でもまったく同じ。
その時間の割合を増やしていくことで、より豊かな人生を歩みたいですね。